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舞台:髑髏城の七人Season花を見て欲しい!!

舞台:髑髏城の七人Season花がすばらしかったことを全力で広報したい!!損も後悔もさせないからちょっと一回見てみてよ!!というのがここからした全部を通して言いたいことです。

いや〜、よかったんですよ!!


これから見に行くよ!楽しみにしているから詳細は教えないでね!って人はほぼ詳細なんて書いてないけど回れ右してください。これから見に行く予定はない人、そんなのやってたの?に向けて、次の舞台を是非是非見てほしいとおもって書いてます。誰か一人にでもとどくかなぁ。

で、よかったんです!次の舞台をみてください!っていっても舞台ってチケット高いし、現場は遠いし・・・ハードルが高いよ!!ってなると思うのですが、今回なんと映画館で4月15日にパブリックビューイングがあるんです!パチパチパチパチ♪
ど平日なのでいけないよ!ってのはあるとは思うのですが、お仕事・学校調整つく方はぜひぜひみてほしいなぁ。

そんな楽しかった舞台の概要(ストーリーとか詳細なしのただの雰囲気です。)は以下です。

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時は戦国。織田信長が本能寺で倒された後、徳川が江戸を開く前の関東。まだまだだれが覇者となるかわからない、群雄割拠の戦国の世ではあるがもうそんな戦国の世も後半にさしかかり強き者と弱き者の差が開いてきた。もうすぐ"誰か"により日の本が統治されるだろうことは覇者に成らんとする者達は気づいている。しかしが誰が覇者になるかはまだまだわからない頃。そう、太平の世になる少し前。多くの民が太平の世を夢見るその裏で戦の世界でしか生きられないそんな残党達がうごめいている不穏な時代。

信長に心の底から憧れ、心酔し、彼の想いを継がんとする織田の残党が戦の世を長引かせたいという気持ちと崇拝する信長の意志を実現せんとする気持ちをない交ぜにして未統治の関東で戦乱を画策。そんな残党を阻止し信長が真に望んだ太平の世を自らの眼で見んと望む者達と混乱の世の中で様々な業を背負った人たちが出会い、信を築きそれぞれが己が信ずるものために相見え戦うことなった。
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もうちょっとちゃんとしたストーリーを知りたい方はどうぞ公式へ!!

これは劇団☆新感線のオリジナルストーリーですがリバイバルもので、7年ごとに再演してきています。私は過去版(アカドクロ・アオドクロ・ワカドクロと呼ばれています)は全て映像でしかみていないので、実際に見た人と比べて感じとれている総量が圧倒的に少ないのですが、同じく小栗旬さんが捨之介を演じたワカドクロと今回の花ドクロから感じた印象を比較すると、ワカドクロの時に私が感じたのは「愛」であり「妄執」でした。*1今回の花ドクロで感じたのは「超絶利己VS敬愛・利他」でした。*2演目同じでも、キャストが一部一緒でも、本当に全然違う髑髏上の七人がそこにありました。過去見た方も、見てない方も楽しいよ!!
舞台見に行く習慣ないという方でも劇団☆新感線の舞台は展開が軽快でストーリーがわかりやすいです。比較的誰がどんなことをして今どうゆう状態なのかというのを必要な範囲で台詞としてしゃべってくれます。もちろんバックグラウンドとか心情とかを観客が想像していい余白はあるんだけど、話を理解する上で必要な情報はちゃんと提示してくれるので、なんの予備情報なく見てもちゃんと楽しめますよ。*3

で、今回特にすばらしいと思ったのは、いやもちろん主演の捨之介:小栗旬さんはじめ全てがすばらしかったのですが、なんといっても山本耕史さん清野菜名さんを見てください!!
正直、正直、正直・・・、「髑髏城の七人シリーズ花鳥風月全部みたいけど、それでも花は目立って好きなキャストさんがいるわけじゃないんだよね」のテンションでの観劇だったので、「もしかしたら今回はひっかからないかも〜」と思っていたんですよ。だけどそれを遙かに上回る「よかった!!」
「よい!!」なんてなんて感覚モノなのでもう少し具体的にどうよかったかというとですね。まずは山本さん。
山本さんの役は過去版では、水野美紀さんや早乙女太一さんといった人が演じていて、私が見ることができた範囲では比較的中性的に演じられていました。もともとモデルとなった人が歴史的にも絶世の美少年なのでそういう演出になったんだろうね。
なんですが、山本耕史さんはわかりやすくエロいしわけじゃないのに、あのにじみ出る、醸し出される色気、エロさがありまして。昔権力者に寵愛された絶世の美声年が戦乱の世のごたごたを経て、漢に成長しました感。あの粋もあまいもかみ分けた漢っぷり!!格好がいいとかじゃなくって漢っぷりがはんぱない!!
彼の演じた無界屋欄兵衛という役は(描き出されてはいないのですが)慕い続けた信長が本能寺で殺された時、同時に一回彼の中では世界なんてものは終わりを迎えていたんだと思われます。彼は生きる理由なんて持っていないのだけど、それでも信長に生かされたからには何か彼の意志が邪に利用されることは阻止しないといけない。慕い続ける信長を悪用されないようにすること、彼が望んだ太平の世を我が眼でみること。それを成し遂げるまでは自ら死を選ぶことはできない。それを死なないだけの理由にして生きてきた。生にも勝利にも権力にも執着なんて全くないのに隠しきれない戦の才覚。この人たぶん最強。明らかに人を殺し慣れている感がハンパないのですが、同時に伝わってくるのは人を殺すことなんて全然好きじゃなく、今まで殺してきた数多の命に心のどこかで贖罪しているという哀しみ。

そんなの伝わってくる演技ってあります??すごくない??


そして沙霧役!!とある才能にあふれたTHEおきゃんな娘☆。なにがすごいって、この子すごーく強いんですよ。明らかに強い娘さんとして演じられているんですよ。守られる女の子ではなく、ともに戦う仲間としての強さを持っています。演じている女優さんがちゃんとアクションができる人なんだろうねっていう戦いの上手さもあるのですが、それだけじゃなくってすごく稟としたかっこいい女性です。女性の身軽さを生かしたしなやかな殺陣がすてきだなぁって思いました。うまく言語化できなかったのであんまり伝えられないけど、とにかくかっこいいなぁって思う女性なんです。

舞台本筋以外のメカニカルな部分でおもしろかったのは回転型舞台ってことですね。*4今回の公演は「ステージアラウンドのこけら落とし公演」なのですが、オランダから導入した「回転型シアター」=「ステージアラウンド」なんですね。回転型シアターってなんぞや?と思いますよね。これは本当に体験してほしいのですが、座席の周囲に複数の舞台セットを用意しておき、シーンによってそれぞれが正面になるように座席の向きがかわる可動式客席を有する舞台なのですよ。ステージがアラウンドなんだから舞台がまわれよ?って?思いますよね?なんででしょうね。客席回した方が都合よかったんでしょう*5イロモノ感覚的には「わーい座席がまわるよ♪」なのですが、いいところっていうのはそこじゃない!!
役者さんサイドでは転換なしに舞台がきりかわるよ!!という声を何かの番組か記事で見たのですが、客サイドから見ると隣の舞台に正面が向き変わる為の時間が生じるのでそこはあんまり大きなメリットには感じませんでした。(ごめんなさい)

客サイドでいいなぁって思ったのはがっつり作り込んだ舞台セットを舞台の外周に複数配置し、舞台転換のタイミングでそれぞれを正面におけるので、シーンに応じて舞台セットを転換するのに比べて舞台セットの作り込みがすごい!!あと、どれくらい正面を開くかで舞台の幅を変えられるので箱のサイズを気にせず舞台の大きさを決めることができる!!

そこから生まれる リアリティ!!


ってことでした。しいてオススメしづらい点をあげるとすると酔う人もいます。1300人超が乗る座席全体が一つのものとして動くので動きは非常にゆったりとスムーズです。*6、ふつうはほぼほぼ酔わないと思うのですが座席の位置やご本人の体質によっては酔う可能性があります。私は座席の場所が原因だったと思っているのですが軽く酔いました。

ということで冒頭に結論言っているけど、現地で見ても絶対損はさせないけど、ハードル高いと思うので、まずはとりあえずみなさま映画館でのパブリックビューイング見てみませんか!!もしくは現物みたいけどチケットないというかたには、豊洲の会場での当日券もあるよ。当日券は確度が低くない?って人は、同じ演目でキャストと演出等々変わってあと3シリーズが一年かけてつづくのでシーズン鳥・風・月のいずれかならまだチケット間に合うよ!!

花に続く第2シーズン:鳥ドクロの楽しみは天魔王の森山未来さんだと思っていたのですが、花ドクロの欄兵衛をふまえて鳥ドクロの早乙女太一さんの欄兵衛もとってもとっても楽しみです!!ベクトル違う軸で振り切ってほしいなぁ。公式からも演出も全然違うから楽しみにしててねと言われてるので、絶対全然違う舞台となることがもう始まる前から伝わってくるからはやくみたいなって本当に楽しみです。


*1:誰の?誰に対する?というのはワカドクロの映像版をゲキシネで見てほしいです。DVD買うのってハードル高いよね。

*2:もう一回みたら印象変わるかも。笑。

*3:某ジャニーズの舞台とかだと、結構抽象味が高いものもあって、どっちがよいとかではないけどなかなか事前予習なしだと難しかったりするけど、これはそこらへんの要素はクリアしてます。

*4:むしろそれが今回最大の売りなのですが

*5:回転型シアターっていわれて舞台がまわるんだと私も最初思ったよ

*6:日本の緻密な技術ですので当然ですよね